芸術家のくすり箱では、文化庁委託事業として2015年度から3年間に渡り、プロフェッショナルなダンス公演(のべ10公演)を選出し、ヘルスケアの面からダンサーの才能発揮をサポートする「公演サポートプロジェクト」を実施しました。公演現場でのケアのみならず、リハーサル期間からフィジカルチェックやセルフケアのワークショップ、稽古場でのケアやトレーニング指導などを実施。医師、理学療法士、柔道整復師、管理栄養士など多様な専門職でチームを組み、ダンサーが公演本番で実力発揮することと、公演後のさらなる活躍を促すヘルスケアの知識を伝授することを目指しました。
この3年間のプロジェクトは、ダンサーと治療師双方にどのような変化をもたらしたのでしょうか。
このプロジェクトで唯一、3年連続でサポート対象となった東京シティ・バレエ団で主役を担う清水愛恵(まなえ)さん・福田建太さんと、サポートチームのリーダーを務められた治療師の田原和幸先生に、それぞれの視点からこのプロジェクトで経験したことについてお話しいただきました。
■バレエダンサーは特殊!?
────田原先生の治療院には、バレエダンサーが多く来られていますが、どのようにバレエと関わり始めたのですか。
田原:もともとは、新体操や体操競技の選手がよく治療院に来ていたんです。ある体操選手が、バレエダンサーの妹さんを治療に連れてきたところから、そこのバレエ団の人たちが来るようになって、だんだん拡がっていきました。東京シティ・バレエ団(以下、「シティ」)の方は、稽古場と治療院が近いこともあって、だんだん来る方が増えました。バレエダンサーのネットワークって、とても強いですよね。
──バレエダンサーに強い治療師として口コミが広がったのですね。
田原:最初の頃は、バレエダンサーを、どういうふうに扱っていいか分からないし、言葉も分からない。「ルルベって何?」とか(笑)。患者さんとして来ていた近所のバレエの先生に、「バレエダンサーを診るんだったらこういうのを勉強しなきゃダメよ」って本をいただいたり、ダンサーさんに、治療とかテーピングの仕方とか、どうするといいのかいろいろ聞いて試行錯誤しながら、一生懸命勉強して、対応できるようになってきました。バレエの方を診始めてかれこれ12年です。
田原:例えば、手を挙げるときに、一般の人は主に三角筋を使うんですよ。この肩の大きな筋肉を。でもバレエダンサーはそういう使い方はしない。美しく見せるためにメインの筋肉より、サポートの筋肉をより使おうとする。最初は、この考え方は、我々は学校で習っていないし、全然分からなくて戸惑いましたよ。バレエの動き方が分かってきて「あ、こういう感じなんだな」と理解できるようになりましたけど。そこが一般の人とはちょっと違うところかな。
──治療がセオリー通りにいかないということですか。
田原:そういうこともあります。最初の頃の失敗で、「腰が痛いです」というダンサーの腰の曲げ方をチェックすると、それは痛くなるよね、という動かし方だったので、治療師として正しい動かし方を指導したら、「それは違う。バレエ的な動きにならない」と、ダンサーの患者さんの冷ややかな空気を感じました(笑)。
──それを乗り越えて、今や治療院にはバレエダンサーがいっぱい集まっていますよね。
田原:でも勉強すればするほど、ダンサーの繊細な筋肉の使い方は理にかなっているなと気づきます。だから、一般の方のリハビリにもすごくいいだろうな、と最近は思うようになりました。
■ダンサーをサポートする多様な専門職
田原:芸術家のくすり箱の「公演サポートプロジェクト」では、柔道整復師や理学療法士、アスレチックトレーナーとか、日々のケアにはいろいろな職種の人がシフトで入っていたのだけど、区別はついていたかな? 医師や栄養士さんとかのプログラムもあって盛りだくさんだったよね。
清水:はい、だいたいわかります。私は稽古場で、その日の状態やリハーサルする作品によって、自分に必要な治療とかトレーニングの先生を選べたのが、すごく助かりました。でも、実は同じ先生に診てもらうことが多かったです。そうすると先生も私の身体をずっと診て分かってくれているので、「今日はここが凝ってるね、じゃあこうしてみたらどう?」とか、別日に同じリハーサルをして「凝り方が違う、こっちはよくなったけど、こっちがダメだった」と調子の変化も話ができました。長期的に診てもらえたのが、リハーサル期間すごく役立ちました。
劇場では、もう身体を本番用に仕上げて臨んでいるんですけど、さらに自分のパフォーマンスの質を高めるうえで、舞台のリハーサル後とか、始まる前の調整とかをしてくれるのが、すごく助かりました。舞台の期間は、通院する時間がないので、劇場ですぐ対応してもらえて、その日の調子が少しでも良くなるためにケアを受けられたのが良かったです。
田原:なるほどね。
福田:僕はもともとよく食べて動けば、ケガもすぐ治るっていうタイプで、全然ケアとかしていなかったんです。治療を受けたのは、本当に全然動けなくなったときだったので、サポートの先生にちょっとお叱りを受けました。
田原:最初触ったとき、荒地みたいでしたよ、背中。バリバリでね(笑)。でも、バレエダンサーさんって、結構そういう人多いですよね。だんだん蓄積されてくるものに気付かずに、気付いたときにはもう体がちがちになってる。
福田:そういうのって、若い人のほうが多いと思います。僕、3年前までそうでした。3年前の自分と今を比べると、圧倒的にけがの数が減ってるんですよ。ちゃんと自分の体と向き合うようになったんですね。
サポートの先生方が注意してくださったり、ワークショップしてくださったりする中で、いろんな知識を覚えたし、その知識はバレエ団の中で共有されているので「ここ痛いんだよね」っていうと、「僕はこうしてるんだ」と情報交換できるようなネットワークができてきた感じです。先輩たちはみんな、すごく知識が豊富なので、「これをやってみたら」とか、「これでダメだったらじゃあ治療院行こう」とか、そういう相談もできるようになった。けがをしにくくなっているし、ある程度ちゃんとケアもできている。そういう意味でもすごくよかったなと。
■公演サポートプロジェクトを通じて知ったこと
──バレエ団側がサポートのスペースをカンパニーとしてくださったから、身体のケアも団内に定着していきましたよね。いろいろなプログラムがありましたが、その中でこれはよかったとか、知らなかった、みたいなことはありますか。
福田:全部かなあ。僕、自分で身体を触っても、自分の筋肉の張りとか凝りが全然分かんなかったんですよ。今はちょっと分かるようになって、「今ここがやばいな」っていうのが、すぐ察知できるようになったのがよかったです。そのほうが、ケアしやすいし、治療院に行ったときも説明しやすい。
田原:確かにね。治療慣れしてきているよね。治療師側と共通言語ができて、意思疎通ができるようになってきました。
清水:私はトレーナの先生の治療でびっくりしたことがありました。朝、劇場入りしたときに、内ももの意識が感じにくいな、と思って、ほんのちょっと「こうこうこうなんですけど」っていっただけで、「分かった」と。そして、ピッピッピと本当にちょっとの時間ケアして、「はい、いってらっしゃい」だったんで、これで大丈夫かなと思ったんですが、もうその日は本当に踊りやすくて。すごくびっくりしました。それから本番の日の朝も、お願いするようになりました。
田原:ポイント治療だよね。骨盤の調整と筋膜リリースをかけたんじゃないかな。
──普段からみているからこそのポイントケアでしょうか。トレーニングみたいなことって、ダンサーの方はあまりやりたがらないことが多いんですが、それが3年かけて、どんどん浸透してきた手応えがありますね。
田原:いままでそういう場がなかっただけで、トレーニングを取り入れたいと思っている人は多いよね。もっと上手になりたいという意識が高いから。例えばターンがうまくいくとか、ジャンプが高く飛べるとか体感できたら、じゃあトレーニングしようかな、って。やっぱり治療でほぐすとか緩めるだけではなくて、レベルアップにはそういう部分が大事になってくるし。建太くんは、すごく今回やりたいことがあったんじゃないかな。
福田:ありました! だからこういうサポートプロジェクトみたいなきっかけがあると、すごくうれしいです。
■芸術家のくすり箱のプロジェクトの目的は……
田原:芸術家のくすり箱としては、おふたりみたいに僕たちが介入したことによってけがをしにくい体づくりとか、セルフメンテナンスも覚えてもらうというのが、大きな目的でもあるんですよね。
正直、バレエダンサーさんって忙しいし、治療に行く時間もないし、さらにお金もかかるし、身体のメンテナンスやトレーニングって、頻繁に通うのは厳しいじゃないですか。
だから、できれば自分で普段のメンテナンスができて、必要なときにこそ専門家にかかるというスタンスになったほうがいいよね。
──サポートプロジェクトのメリットをたくさん言ってくださったんですが、デメリットのほうはいかがでしょう?
清水:いろいろ考えたんですけど、浮かばなくて。強いて言うなら、治療を入れられる時間が限られているから予約がとれないことがあったくらいで。
福田:考えたんですけど……、何かあります?
田原:このサポートプロジェクトを始める前に心配したのは、身体を痛めたとき、外の治療院に通えば、カンパニーには不調を知られずに済むけれど、カンパニーオフィシャルのサポートだと、把握されてしまうのがいやだ、という人がいるかなということなんだけど。
福田:逆に、カンパニーに身体の状態を知ってもらったほうが、いろいろうまくいくことのほうが多いと思います。むしろメリットじゃないかと思ったんですけど。
──それはよかったです。
田原:僕が気をつけていたのは、あまりダンサーから依存されないようにということ。スポーツの世界でも、トレーナーとかに依存してその人の言いなりになっちゃう選手もいたりするのでね。特にバレエダンサーさんは、すごく素直な方が多くて、ちょっと依存度が強くなりやすいんだけど、つらいとか痛いというときに、依存しすぎると自分で治そうとする力が弱まっちゃうから。
■“踊る身体”のために
──お二人は、芸術家のくすり箱のサポート以外にも治療院などにちゃんと行っている印象ですが、その使い分けはどのようにしていましたか?
福田:僕の場合は、稽古場でのサポートは、マッサージだけじゃなくて、トレーニングとか、先生を選んで予約を入れて、少ない時間でパッとできることを教えてもらうとか、そういうところはすごくやりやすかったです。外の治療院に行くのは、本当にやばいとき(笑)。
清水:私は基本的にはコンディショニングでピラティスとかジャイロトニック(以下、ジャイロ)に通っています。マッサージよりも、ジャイロのように身体を思いっきり使って動いてほぐすのが好きなんです。
稽古場では、その日の凝りとか、ちょっとした疲れを蓄積しないように、短い時間でほぐしてもらうため利用していました。違和感を感じたり、短時間ではどうにもならないときには田原先生の治療院に行ったりしています。
田原:上手に使い分けしているよね。普通にパワーアップしたいとか、身体の使い方をより良くしたいといったときは、ジャイロとかピラティスに行って、それでバランスがよくならなかったり疲れがたまったとき治療院にきてほぐしたり。
“踊る身体”のためにしていることって、建太くんは何かありますか。
福田:僕はもともと筋肉も脂肪も付きづらい体質で、トレーニングをしても、いまいち実感できることがなかったんです。僕が一番大切だと思っているのは、毎日のトレーニングもそうなんですけど、まずは食事です。好き嫌いをしないのはもちろんなんですけど、今この栄養が足りないかなと思ったら、そういう栄養を含んでいるものを食べたり、エネルギーは切らさないように炭水化物をとるとか。
田原:そんなふうに考えていたんだ。すばらしいですね。
福田:そんなすばらしい話じゃなくて(笑)、筋肉痛になったら肉を食べるとか、今ちょっと気持ち的にも落ち込んでるなと思ったら甘いもの食べるとか。お腹が空いたらごはんを食べたり。結構直感です。
田原:(笑)自分の欲するものをとるのはいいんじゃないかな。
福田:食べるときに偏らないように、例えば、本当は食べたいのはごはんとお肉だけなんですけど、それプラス野菜を食べるとか。そういう感じで、なるべくいろんな種類を食べるようにしています。
基本的に自炊なんですけど、忙しくて、コンビニで買わなきゃいけないときは、例えばご飯だけ炊いておいて、お肉系と野菜系、両方のお惣菜を選ぶようにしています。
清水:すごいマメなんですよ、本当に。私より女子力あるからすばらしい(笑)。
■スーパーフーズは米!
──勝負メシや、ここぞというときに頼りなる食べ物はありますか?
福田:米です。絶対おにぎり。麺じゃなくて米。サポートプロジェクトの栄養講座で「お米食べてください」って言われましたけど、その前から必ず食べていたので「そうだよね」って(笑)。
清水:私も普段はお米派なんですけど、本番の日って食べたくなくなっちゃうんですよ。一度だけ、全幕ものの主役の日に、朝から何も食べられないまま、見せ場の3幕のグラン・パ・ド・ドゥでいざ舞台に出てアラベスクした瞬間、いきなり5か所くらいピピピピってつってしまったことがあって。なんとか最後までやったんですけど……。そのときに「やっぱり食べなきゃだめなんだ」と心底思いました。それからは、食欲がなくても食べられるバナナは、必ず楽屋に持っていっています。
田原:つるのを予防するのには、カリウムが大事なので、バナナはその点でも、もってこいですよ。
■プロ同士の信頼関係
田原:ところで、バレエダンサーをケアする治療師はどんな人がいいと思いますか?
福田:バレエの知識がある人のほうがスムーズかなと思います。バレエの動きでどういうふうに筋肉を使ってるか。基本的に身体の使い方が普通と違うので、できればその部分の特徴が分かっている人だと心強いです。
田原:そうですね。一方で、バレエの技術的なことを、あまり治療師が具体的に突っ込んで話したりすることは、どう思いますか。
福田:今リハーサルをいろいろしていて、いろんな先輩、いろんなミストレス、バレエマスターに指導いただいているんですけど、言っていることは一緒でもニュアンスが違ったり、全く言ってることが違ったりというのも結構あるんです。いろいろある中でどれをチョイスするかは自分で決めることなので、治療師の方に何か言われても、「そうなんですか」というときと、「確かに」と思うときがあるだけで、問題ないと思うんですけど。
田原:治療師に具体的な話をされても、「あなたは踊れないでしょ?」とは思わない?
清水:ない。全然思わないです! バレエは知らなくても、治療のプロだから、プロフェッショナル同志の視点の違いは全然そんなふうに思わないです。
田原:お互いプロ同士というのはすごくありますよね。やっぱり相手のプロのダンサーに対して、治療師としては、けが予防のためにはこうしたほうがいいよ、っていうことは言うけど、こうしなきゃいけない、みたいな命令的な言い方はしない。ダンサーの方が今まで培ってきたものを害さないようにしつつ、治療師が考える良い方向性を伝えるにはどうしたらいいのかな、というのはいつも考えています。
──そこにプロ同士がお互いに築いていく信頼関係が生まれるのかもしれないですね。
田原:確かに信頼関係が大切ですね。
■ダンサーが自発的にサポート体制を継承
──3年間はプロジェクトの対象としてシティの出演者は無料でサポートを受けていましたが、それが終了して、今年はダンサーが自主的にお金を出し合ってチームを作り、サポートの先生方を依頼しましたね。そのやり方はどうでした?
福田:やっぱり「ケアが必要だ」と思っている人が賛同してできたチームなので、やり方としてはすごく良かったんじゃないかなと思います。プロジェクトでは無料で受けられたのは、すごくありがたいんですけど、本当に必要なこと対してお金を払うのは当然ですし。
──私たちとしてはうれしい進化形だなと思っていて。メディカルのサポートがどうパフォーマンスに活きるかを体験して、次は対価を払います、となり、カンパニーもちゃんと場所を提供してくれるというのは、今できるベストの形かなと。
田原:そうですね。ダンサーの負担をもっと減らす工夫は考えていかなくてはならないけれど、やっぱりダンサー発信というのが本当にすばらしいよね。またそれを認めてくれるカンパニーもすごいと思う。
清水:そういうのは、シティならではかもしれませんね。理事の方たちとかスタッフ、先生方とダンサーたち、みんな仲間でともにがんばっていきましょう! みたいな感じのバレエ団なのでできたことかなと。だから『ベートーヴェン 交響曲第7番』と『Octet』のような、とてもハードな作品のときでも、ダンサーが、がんばろうって思える。
──そういう空気って、舞台の雰囲気にも現れますよね。田原先生はプロジェクトに参加していかがでしたか?
田原:やっぱりいろんなジャンルの先生が一緒にチームでいてくれたことによって、トータルにダンサーをサポートできたっていうのが、一番良かったですね。得意分野はそれぞれ違っていたので、動作解析をしてどこの筋肉が弱いよというのを導き出せる理学療法士の先生と、それを基にトレーニングはこういうほうがいいよ、というのを間髪入れずに組み立てるアスレティックトレーナーの先生と。痛みに関しては柔道整復師、鍼灸マッサージ師とかが対応できたり、バックには整形外科医の先生たちがついて、診断や治療が必要な場合に即応してくれたり。自分たちの強みをそれぞれのダンサーさんに向けて、トータルでその人をケアできたっていうのは、芸術家のくすり箱のサポート事業の醍醐味だったと思いますね。
プロジェクトで一緒になった理学療法士さんに、うちの治療院のなかで、ダンサーの動作解析をやってもらうことは始めたんですけど、今後はジャイロなどのトレーニングができる体制にもしていきたいなと計画しています。
清水:そうしたら私が通う場所が1か所で済みます(笑)!
(了)
【清水さん・福田さんのセルフケア愛用品】
清水さんの愛用品は、小ぶりな柔らかいゴムのボール2種類とゴムバンド。「大きい方のボールを床に置いて、毎朝必ず背中から腰まで、乗せて腹筋だけ意識したりして調整しています。小さい方は、足裏をほぐすのに使っています。これを朝ちゃんとやると、立ったときに足の裏の感覚がしっかり感じられるんです」
福田さんの愛用品は、ピーナッツ型のマッサージ機とストレッチポール。
「ストレッチするときに、関節をもっと広げるのにポールを使います。あとは、僕すごく楽したい派の人間なので、振動するマッサージ機は脚をほぐすのに便利です(笑)」
清水愛恵(しみず・まなえ) 東京シティ・バレエ団 ファースト・アーティスト
ティアラジュニアバレエ教室にて石井清子、安達悦子、山口智子らに師事。2009年東京シティ・バレエ団入団。10年『真夏の夜の夢』妖精ソリストに抜擢。 12年より文化庁巡回公演事業『コッペリア』スワニルダ、『くるみ割り人形』金平糖の女王での初主演以来、両演目で毎年主演を務める。他に『ジゼル』ミルタ、『ベートーヴェン交響曲第7番』『Octet』(ウヴェ・ショルツ振付)ソリスト、『白鳥の湖』パ・ド・トロワ、三羽の白鳥、『L’heure bleue』(イリ・ブベニチェク振付)などを踊る。17年『コッペリア』(全幕)主演。
福田建太(ふくだ・けんた) 東京シティ・バレエ団 ファースト・アーティスト
6歳よりクラシックバレエを始め、金井利久、柿沼田鶴子に師事。2013年東京シティ・バレエ団入団。『くるみ割り人形』『白鳥の湖』『コッペリア』などソリストとして活躍し、『ベートーヴェン交響曲第7番』『Octet』(ウヴェ・ショルツ振付)のほか、「シティ・バレエ・サロン」などの創作作品や、江東区アウトリーチ事業など数多く出演。16年「くるみ割り人形」初主演。18年文化庁巡回公演事業「コッペリア」、オーケストラwithバレエ「ペール・ギュント」主演。
田原和幸(たばる・かずゆき) 柔道整復師、鍼灸師/(株)ケアナビ たばる針灸整骨院院長
オリンピック選手、プロのダンサー、アスリートから一般の方まで。バレエ、新体操、力士、柔道などに幅広い競技に精通し治療経験豊富。グラストンテクニックによる筋膜リリースを得意とする。現東京女子体育大学新体操部、コマツ女子柔道部トレーナー。
【東京シティ・バレエ団 公演情報】
トリプル・ビル -Triple Bill-
[日時]2019年3月2日(土)17:00・3日(日)14:00開演
清水さん、福田さんは2日にメインキャストで出演
[会場]ティアラこうとう大ホール
[詳細]東京シティ・バレエ団 オフィシャルウェブサイト
制作:NPO法人芸術家のくすり箱 [2019.1作成]